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- [2008年1月]日本フード記 和歌山県「うめ~梅で「和」み、魂の再生を「歌」う」
※こちらの記事は『マミークラン』誌の連載より抜粋しています。
肉厚で皮がうすいと評判の「南高梅」
梅といえば「南高梅」。実が大きく肉厚で香りもよい、と評判で今や日本全国で売られているが、そのルーツは和歌山県だ。最近では、有名女優の結婚式の引き出物に梅干が出たり、一粒千円以上の超高級梅干も売り出されて話題になっているが、これらもみな和歌山発だ。
和歌山の梅の歴史は江戸時代に始まる。徳川御三家のひとつ紀州徳川家は、家老・安藤帯刀(たてわき)の考案により、痩せた土地に、梅を植えることを奨励した。それはやがて一大産地へと発展をとげ、現在、和歌山の梅生産量は、全国の50~60%を占め、堂々の日本一である。

梅干以外にも、菓子類や酒類などの加工品も多い
「南高梅」の名は、全国第1位の生産量を誇るみなべ町にある県立南部高校(愛称「南高」)が、梅の調査に関わったことにちなむ。そのみなべ町には「うめ課」なる部署があり、うめ振興館、うめ21研究センターといった施設とともに梅の研究、情報発信につとめている。
うめ課の森本典男さんは、「うめ課ができたのは昭和48年のこと。以来、栽培技術の研究、梅の漬け方や味付け法、消費の拡大など、農家、JA、加工業者、行政が一体となって、みなべの梅を支えています。ここの梅農家は、20代の若い人が多いのが特長。新しいアイディアを積極的に取り入れたり、キャンペーンを通じて販売活動に参加したり、全国に向けたPR活動にも励んでいます」と語る。
和歌山県の森永牛乳販売店の団体である和歌山森乳会の幹部の皆さん(右から順に、大野正雄会長、的場公子会計、宇治孝一副会長)。「協会40周年を迎えた本年、お客様から愛される地元の牛乳屋さんとして、販売店一同よりいっそうの努力をしていきます」
「田口地方(有田市)のみかんは、値段が倍だが、味は絶品。隣接する下津町(海南市)の橋本神社のみかん祭りは有名だよ」
「祭りといえば、日高町(日高郡)のクエ祭りもある。地元でも高級魚で、あまり出回らんなあ」
「金山寺味噌やめはり寿司は和歌山の名産だけど、好き嫌いがはっきり分かれるなあ」
有田みかん
クエ鍋
マミークラン2月号予告
●ふろしきの魅力
●読者のエッセイ入選作発表
●好本恵の「食に幸せあり」 対談ゲスト 朝丘雪路さん


