ラクトフェリンは多くの哺乳動物の乳に含まれており、ヒトの母乳、特に出産後数日の間に多く分泌される初乳に最も多く含まれているたんぱく質の一種です。ラクトフェリンは「ラクト=乳」の中の、「フェリン=鉄を結合するたんぱく質」ということから名付けられました。その名の通り鉄を結合する力が非常に強く、この性質により細菌などの増殖を抑制することが知られています。
ビフィズス菌は赤ちゃんの腸内から発見された、人の腸内環境を整える善玉菌の代表選手です。
ビフィズス菌のもっとも大きな特徴は、ヒトの腸内に最も多くすんでいる有用な菌であることです。ヒトの腸内では1〜10兆のビフィズス菌がすんでいますがビフィズス菌は乳酸や酢酸といった有機酸を生成し、悪玉菌の増殖を防いで腸内環境を整えさまざまな生理機能を発揮します。
特にビフィズス菌が生成する酢酸には強い殺菌力があり、悪玉菌の繁殖を抑制すると考えられています。